ビックリマンチョコシールの歴史
こちらのページでは、商品としての「ビックリマンチョコ」に着目した歴史をご紹介します。
ビックリマンチョコとおまけシールの歴史について
ビックリマンチョコは1977年にロッテから発売され、1980年代から1990年代初頭にかけて大ブームを巻き起こします。
マンガ雑誌の『コミックボンボン』と『月刊コロコロコミック』で話題を取り上げた事がブームの火付けとなり、特にコロコロでは、ブームの前からビックリマンの特集を組んだり、漫画の連載も始めるようになりました。
大ブームにより、一時期はビックリマンを買う客がレジに殺到し「一人三個まで」と個数制限が設けられた事も話題となりました。
ビックリマンシールの人気の要因はヘッドシールの存在です。封入率がかなり低く、角プリズムという他のシールにはない豪華な素材だったヘッドシールは、そのデザインや希少性からくる「レア度」から、多くの人に「ヘッドシールが欲しい!」と思わせ、購買意欲をそそりました。
その人気から、のちにロッチをはじめとした偽物のシール(パチシール)が大量に出回る程でした。
しかしこのヘッドシールの封入率の低さから、ビックリマンチョコを大量に購入しチョコレートを捨てる、おまけシールの盗難や恐喝等、社会問題に発展したため、販売元のロッテは以下の「ビックリマン憲章」なる規定を作りました。
- シールの売買の禁止
- チョコレート菓子の完食
- シールをトレードすることにより親睦を深める
ビックリマンチョコの問題を重く見た公正取引委員会から、ホログラム素材のシール価格が、オマケのレベルを超えていると指摘されました。
指摘をうけ、ロッテは第17弾からヘッド、天使、お守り、悪魔の封入率を均等にしました。
これにより徐々に売り上げは下がっていき、アニメの放映終了とともに、第25弾以降の売り上げは急激に下がることになりました。
今ではこのような歴史から社会現象となった全盛期ほどの人気はないものの、そのコレクター心をくすぐる商品デザインや、様々な作品とのコラボといった仕様から、昔からの根強いファン以外にも、新規のファンも獲得しており、現在も食玩のトップを走り続けています。
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